各プレイヤーはローマ名家となって入植者たちをつかい経済網を掌握していきます。神の名のもとにもっとも勝利点が高い人が勝利です。
ルールブックのページ数は4ページと少ないのに、なぜかやることがたくさんある戦略重要考えるゲームでした。ダイスなどの運要素が少なく結構実力が試されるゲームではないでしょうか。
プレイ人数:2~5人(今回は4人でプレイ)
プレイ時間:ルール把握してから150分ぐらい
準備
ボード上に配置するもの
付属のシート通りにコマやカードを配置します。特に難しいところはないですが配置するものは多いです。
各属州ごとに2~3個物品が算出されます。
各プレイヤーが受け取るもの
まずは自分の色を決めます。
(1)担当色の入植者の陸路版(人型)と海路版(船型)を1コマずつローマに配置
(2)勝利点マーカー(円型)をメインボード枠にある勝利点トラック「0」に配置
このマーカーは最後の得点計算まで動かしません。
(3)入植者陸路版と海路版をそれぞれ2コマずつ、食料2、織物1、葡萄酒1,煉瓦1、道具1を受け取り自分の倉庫の空きに配置
エリアがすべて埋まった状態で新しくコマを取得した場合、何かを捨てなければなりません。
(4)担当色の家15個を受け取る
(5)担当色の初期手札の自分つカード7枚を受け取る(見てOK)
(6)ランダムに初手番プレイヤーを決めて、初期手番の人は貨幣5個、次の人は貨幣6個と順番が増えるごとに貨幣を1個ずつ増やして受け取る
(7)最後の手番の人は「大長官カード」を受け取る
以上で準備は完了です。
流れ
時計回りに手札の人物カードを1枚使用して、そのアクションを実行します。出したカードは内容面を上に向けて、捨て札エリアに置きます。
内容面をみんなが分かるようにするのは、他のプレイヤーが使用したカードをコピーするアクションがあるためです。あと何をしたかの証拠にもなりますね。
アクションが終われば次のプレイヤーの手番となります。この繰り返しです。
人物カード
手札の人物カードによってさまざまなアクションができます。カード内に説明も書いていますがざっくりと紹介します。
護民官
「カードの回収」と「入植者1個購入(食料1個と道具1個が必要)」を順に行う
手札の人物カードは使用すると捨て札に行きます。また使用するためには適宜回収が必要となります。あと入植者を購入すれば移動できるコマを増やすことができます。
建築家
「入植者の移動(移動数は盤上にある入植者の数だけ可能)」と
他の駒がある場所への配置はできません。通過はできます。
陸路版(人型)は陸のみ、海路版(船型)海のみ移動できます。
「家の建築(物品と貨幣が必要)」を順に行う
入植者がいる路の隣接する都市に家の建設ができます。いる場所はできません。
すでに他のプレイヤーが家を建てていても建築は可能です。ただ、家の数だけ貨幣を銀行に払う必要があります。(4つ目の家を建てる場合、基本費用×4の貨幣が必要)
支払う物品は煉瓦都市は食料1個、その他の都市は煉瓦1個に加えて都市に記された物品1個が必要。貨幣は煉瓦1、食料2、道具3、葡萄酒4、織物5がかかります。
ローマには建設できません。
長官
メインボードの左上にあるエリアの物品を一つ選んで獲得する。獲得するとその場所に配置しているタイルを裏返す。(裏返すと貨幣が出てくる)獲得した属州に建物を建てているプレイヤーにも対象となる資源が獲得できる。
物品の獲得をせずに裏返しとなった貨幣の合計数の獲得も可能。どちらか選べます。
自分が建築している属州の物品を獲得するとダブルで物品がもらえるのでおいしい。
手番最後のプレイヤーが獲得した大長官カードは一つ獲得できるところの資源が2倍の二つになります。だだしこのカードを使用したら捨て札に行かず、右隣の人に渡す必要があります。このカードを持っている場合は長官カードではなく必ず大長官カードを使用しなければなりません。貨幣獲得を選んだ場合は右隣の人に渡す必要ありません。
入植者
「入植者(食料1個と道具1個が必要)の配置」または「貨幣獲得(貨幣5+盤上の入植者数分の貨幣)」のどちらかを選べる
商人
貨幣獲得(初期手札は3、販売手札だと5)と物品の売買を順に行う
物品の売買は最大2種類まで可能です。価格は固定でプレイヤーボードに記載されています。織物が一番高価です。
外交官
他のプレイヤーの捨て札置き場にある人物カードのアクションをコピー
このためにも捨て札のカードは表向きにしおきましょう。コピーは一番新しく捨て置き場に置かれたカードのみです。
「大長官カード」と「外交官カード」はコピーできません。
元老院議員
場札を2枚まで購入
メインボードの右上に場札が7枚公開されており、ここから購入が可能。ただし購入するには物品(カード内の赤枠と購入したいカードの下に記載)が必要です。右に行くほど高くなります。「?」マークは何の物品でもOKです。
アクションが終わるとカードは左に詰めて新しいカードを配置します。アクション中は左に詰めることはしません。
執行官(初期手札になし)
場札を1枚安価に購入
赤枠の物品のみで購入ができます。
専門家(初期手札になし)
1種類の物品を獲得
対応する物品の都市に家を建築している数のみ物品を獲得できます。同じ物品に家が建築されているだけお得。
終了
誰かが「最後の場札を購入して場札をなくす」または「15個すべての家を建てる」とコンコルディアカードが獲得(7勝利点)できます。獲得したプレイヤー以外が一巡したらゲームは終了です。
終了後、手札と捨て札のカードを一つにまとめてから神の名ごとに分けます。
神の名ごとに得点計算が異なります。ここを意識してプレーすることが勝利するためには重要です。
神の名ごとに点数を計算して勝利点マーカーを動かします。もっとも点数が高いプレイヤーが勝利です。同点の場合は大長官カードを持っているまたは大長官カードが回ってくるのが早いほうが勝利となります。
神の名
ウェスタ:貨幣10につき1勝利点
ユピテル:煉瓦都市以外の家1個につき1勝利点
サトゥルヌス:自分の家がある属州1つにつき1勝利点
メルクリウス:自分の家で生産可能な物品1つにつき2勝利点
マルス:ゲーム盤上の入植者1コマにつき2勝利点
ミネルヴァ:専門カードに記された神。家1個につき各勝利点